「水匠5」を例にして、将棋GUIソフト「ShogiGUI」のエンジン設定方法を解説します。
「ShogiGUI」にエンジン追加が正常に行われると、「エンジン設定」のダイアログボックスが表示されます。
いろいろ設定できそうですが、私がやっている設定方法をお伝えします。
詳しくは、やねうら王さんが、ブログで説明されているので参考にしてください。
➽ やねうら王の検討用設定のお勧めを教えてください
【ShogiGUI】のエンジン設定
私が「ShogiGUI」でエンジン設定する項目は4項目です。
- Threads
- USI Hash
- BookFile
- ResignValue
他はデフォルトの設定のまま使っています。
私のエンジン設定は、「ガッツリ」検討や棋譜解析する設定ではありません。どちらかというと、揺れ動く評価値をみるのが好きなので、かなり緩めの設定です。
「ガッツリ」検討や棋譜解析したい場合い私は、設定時間を長くして検討などします!
では、詳しく解説していきます。
Threadsの設定
「Threads」の設定は、私は最小値の[1]に設定します。
理由はパソコンのCPUの負担を減らすためで、「Threads」の数字を上げれば上げるほど、CPUの温度も上がりパソコンの寿命が縮むと思うからです。
やねうら王さんのお勧め設定は、以下です。
やねうら王公式のお勧め検討用設定)
やねうら王の検討用設定のお勧めを教えてください
・Threadsを物理コア数に
※ 論理コア数に設定したほうが棋力は上がるけどもCPU発熱注意。
物理コア数と論理コア数の調べ方
キーボードのショートカットキー使って、タスクマネージャーを開きます。
[Ctrl]+[Shift]+[ESC]を同時に押す。
「論理プロセッサ数」と「論理コア」は一緒です。
私のパソコンの場合、物理コア「4」、論理コア「4」なので、4コア4スレッドと呼ばれます。
4コア4スレッドの場合の「Threadsの設定」は、多くても「2」がいいと思います。
詳しい「物理コア数と論理コア数」の確認方法は、以下のサイトを参考にしてください。
➽ Windows10でCPUの物理コア数と論理プロセッサ数を確認する方法
USI Hashの設定
「USI Hash」の設定は、パソコンに搭載されているメモリに関係してくるので、「これ」という数字では言えません。
また、検討している場合と将棋ソフト同士で対戦させている場合でも違いますし、ブラウザを開けて何か作業している場合も違います。
私の場合「USI Hash」の設定は、タスクマネージャーを立ち上げて『「利用可能」のメモリ』をみます。
この「利用可能メモリ」が3.0GB以上余裕ができるように、「USI Hash」を設定します。
私のパソコンを例にすると、メモリは8GBしかないので直ぐ埋まってしまいます。何か作業している状態で3GB以上の余裕を作るのには、「USI Hash」は[250]ぐらいに設定しています。
やねうら王さんのお勧め設定は、以下のとおりです。
・Hashを空き物理メモリの範囲で大きめの値に
やねうら王の検討用設定のお勧めを教えてください
※ ただし、空き物理メモリに200MBぐらいは余裕があるように設定すること
BookFileの設定
「BookFile」の設定は、[standard book.db]に設定します。「BookFile」の中身が分かる場合は、任意の「book」に設定してください。
初期値で「no book」になっている場合があるので、必ず確認してください。
※たややんさんのGoogleドライブからダウンロードした「水匠5」だと、初期値は「no book」になっています。
局面の検討だけなら必要ないかもしれません。
ResignValueの設定
「ResignValue」は、投了値の設定ができます。
デフォルトのままだと、将棋ソフトが負けの場合「詰まされるまで無駄な王手」を指し続けるので、将棋ソフト同士を対戦させる場合に有効です。
将棋ソフトに勝てる実力がある人にも、重宝します!
私は、[5000~6000]ぐらいに設定しています。
【ShogiGUI】のエンジン設定方法まとめ
この「エンジン設定」のやり方は、私が自分のパソコンで設定する場合です。
パソコンを大事に使いたいので、だいぶ緩めの「エンジン設定」になっています。
パソコンのスペックによっても変わってきますので、「ShogiGUI」のエンジン設定をする場合の参考にしてください。
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