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NVIDIA製以外のGPU【dlshogi】のダウンロードから導入方法(OnnxRuntime版)

dlshogiの導入方法(OnnxRuntime版)

NVIDIA製以外のGPU搭載のパソコン(「AMD製のRadeonシリーズ」や「Intel製のCPU内臓」など)に「dlshogi」をダウンロードして導入する方法です。

※以下、NVIDIA製以外のGPU搭載のパソコンで動作する「dlshogi」を「OnnxRuntime版」と呼びます

搭載GPU(グラフィックボード)の調べ方

➽ グラフィックボード(グラボ)の確認方法とその見方とは

※GPUとグラフィックボード(グラボ)は、厳密にいえば違いますが、ここでは一緒と考えてください。

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【dlshogi】のダウンロード方法から導入方法(OnnxRuntime版)

dlshogiの導入手順(OnnxRuntime版)

  1. dlshogiのダウンロードと展開
  2. Visual C++ランタイムをダウンロードとインストール
  3. モデルファイルのダウンロードと設定
  4. 将棋GUIソフト「将棋所」にエンジン登録
  5. エンジン設定
  6. 対局or検討

【dlshogi】実行環境

「dlshogi」ダウンロードページより、以下を引用しました。

ハードウェア
以下のハードウェアが必要。
[必須]
・AVX2命令に対応したx86-64 CPU
以下のいずれか
・CUDA 11.1に対応したGPU(GeForce 2080など) [※TensorCoreを搭載したGPUを推奨]
・DirectX12対応グラフィックカード(内蔵グラフィックスでも可)

OS
Windows 10 64bit version 1903 以上

https://github.com/TadaoYamaoka/DeepLearningShogi/releases/tag/wcwc31

上記、パソコンスペックが満たない人は、ハイスペックなパソコンを買ってください。

将棋ソフトに必要なパソコンの選び方を記事に書いているので、参考にしてください。

お得に買えるパソコンショップ

➽ 将棋ソフト|パソコンの選び方!初心者向けのおすすめショップ3選+他

はじめにzipやexeなどのファイルの拡張子を表示させてください。

拡張子を表示させる方法はこちら
➽ Windows11
➽ Windows10・その他OS

【dlshogi】のダウンロード

TadaoYamaokaさんのGitHub(ギットハブ)のページ「TadaoYamaoka/DeepLearningShogi」に行きます。

※ GitHubはソフトウェア開発プロジェクトのための共有ウェブサービスです。

【dlshogi】のダウンロード方は、こちら
➽ TadaoYamaoka/DeepLearningShogi

「TadaoYamaoka/DeepLearningShogi」ページに、「dlshog」の歴代バージョンのファイルが保管されているので、最新バージョンをダウンロードします。

今回の最新バージョンは、[第2回世界将棋AI電竜戦バージョン]です。
[dlshogi-denryu2021.zip]クリックしてダウンロードします。

dlshogiの最新バージョンをダウンロード

ダウンロードが完了したらタスク バーから [エクスプローラー] を選択するか、「Windowsロゴキー+E」を押してエクスプローラーを開き、パソコンの【ダウンロード】フォルダーにいきます。

【dlshogi】圧縮フォルダーの展開(解凍)

Windowsロゴキー+E ➡ ダウンロードフォルダー

ダウンロードフォルダーに保存されたdlshogiの圧縮フォルダー

パソコンの【ダウンロード】フォルダーにきたら、圧縮フォルダー[dlshogi-denryu2021.zip]が保存(ダウンロード)されています。

※解凍ソフトのインストールによって、圧縮フォルダーのアイコンが変わります。

圧縮フォルダー[dlshogi-denryu2021.zip]の展開(解凍)

展開先は、[C:\Program Files]以外に指定します。
※ここでは、デスクトップに展開します。

※TensorRT版は、モデルファイルがあるフォルダにキャッシュを作成するため、書き込み権限がある必要がある。そのため、C:\Program Files配下にはモデルファイルを配置できない。

https://github.com/TadaoYamaoka/DeepLearningShogi/releases/tag/wcwc31
デスクトップにdlshogiの圧縮フォルダーを展開

デスクトップに展開出来たら、フォルダー[dlshogi-denryu2021]になります。

この中に、将棋GUIソフト(将棋所)にエンジン登録する、実行ファイルがあります。

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【dlshogi】導入のため設定(OnnxRuntime版)

第31回世界コンピュータ将棋選手権バージョン」のページに、「dlshogi」の導入方法が書かれているので、一度読んでおいてください。

OnnxRuntime版の実行には、「Visual C++ランタイム」のインストールと「モデルファイル」のダウンロードと設定が必要です。

Visual C++ランタイムをダウンロードとインストール

Visual C++ランタイム
➽ サポートされている最新の Visual C++ 再頒布可能パッケージのダウンロード

	https://aka.ms/vs/17/release/vc_redist.x64.exeをクリック

インストーラー[VC_redist.x64.exe]がダウンロードされるので実行します。

インストーラー[VC_redist.x64.exe]をダブルクリックで実行

インストーラー[VC_redist.x64.exe]をダブルクリックで実行

ダイアログボックスが表示され、「マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項」への同意を求められるので、「ライセンス条項および使用条件に同意する」にチェックを入れ、「インストール」をクリックしてください。

①「ライセンス条項および使用条件に同意する」にチェック
②「インストール」をクリック

マイクロソフトソフトウェアライセンス条項への同意ダイアログボックス

「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」の、ユーザーアカウント制御のダイアログボックスダイアログボックスが出るので、「はい」をクリックして続行してください。

セットアップが完了したら「閉じる」をクリック

セットアップ完了

「Visual C++ランタイム」は、他のソフト(ソフトウェア)でも使用することもあるので、すでにインストールされている場合もあります。

その場合、セットアップに失敗する場合もありますが問題ありません。

モデルファイルのダウンロードと設定

モデルファイルの使用にはライセンスの同意が必要なので、以下の「TadaoYamaokaさん」のブログを読んでください。
➽ 「TadaoYamaokaの開発日記」

営利目的での使用は許可していませんので、注意が必要です。

モデルファイルのダウンロードは、「第2回世界将棋AI電竜戦エキシビジョンバージョン」のページにあります。
➽ 「第2回世界将棋AI電竜戦エキシビジョンバージョン」

下の方にある「model-dr2_exhi.zip」をクリック

「第2回世界将棋AI電竜戦エキシビジョンバージョン」のページモデルファイルのダウンロード

圧縮フォルダー[model-dr2_exhi.zip]がダウンロードされます。

圧縮フォルダー[model-dr2_exhi.zip]をダブルクリックか右クリック

圧縮フォルダー[model-dr2_exhi.zip]の展開

展開(解凍)していくのですがパスワードが必要です。

パスワードは、「TadaoYamaokaの開発日記」の、ページ下のほうに記載されているので、自分で確認してください。

パスワードを入力

パスワード入力画面ダイアログボックス

圧縮フォルダー[model-dr2_exhi.zip]をデスクトップに展開

圧縮フォルダー[model-dr2_exhi.zip]をデスクトップに展開

デスクトップに展開できたら、ダブルクリックでファルダーを開けます。

フォルダー[model-dr2_exhi]の内容を、先に展開しておいたフォルダー[dlshogi-denryu2021]の中にコピーします。

モデルファイルのパスの設定が必要ですが、エンジン設定の項目で説明します。

これで「dlshogi」導入のため設定(OnnxRuntime版)は完了です。

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将棋GUIソフトへのエンジン追加方法

「dlshogi」を動かすには、「将棋所」や「ShogiGUI」などの将棋GUIソフトが必要です。

「将棋所」のダウンロード方法は、こちら
➽ 【将棋所】のダウンロードから思考エンジンの登録方法

「ShogiGUI」のダウンロード方法は、こちら
➽ 将棋GUIソフト【ShogiGUI】のダウンロード方法

「将棋所」を使ったエンジン追加方法を解説します。

【将棋所】へのエンジン追加方法

「将棋所」を起動したらメニューバーの[対局]から[エンジン管理]をクリック

将棋所にエンジン追加方法

「エンジン一覧」のダイアログボックスが表示されるので[追加]をクリック

エンジン管理ダイアログボックス

[追加]ボタンを押すとエクスプローラーが開くので、デスクトップに展開したフォルダー[dlshogi-denryu2021]を探します。

①[PC]➡ ②[デスクトップ]➡ ③[dlshogi-denryu2021]の順で探してください。

探せたら[開く]をクリック

エクスプローラーからdlshogi-denryu2021を探す

[dlshogi_onnxruntime.exe]が、dlshogi(OnnxRuntime版)の実行ファイルです。

dlshogiの実行ファイル

[dlshogi_onnxruntime.exe]を選択して[開く]をクリック

実行ファイルを選択

「エンジン管理」に「dlshogi」が追加されます。

エンジン一覧にdlshogiが追加された

これで、「dlshogi」のエンジン追加は完了です。

続いて、「エンジン設定」をやっていきます。

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【dlshogi】のエンジン設定方法

エンジン一覧から、「dlshogi」を選択

[エンジン設定]をクリック

dlshogiのエンジン設定

エンジン設定のダイアログボックスが開きます。

エンジン設定ダイアログボックス

「dlshogi」のエンジン設定方法は、「第31回世界コンピュータ将棋選手権バージョン」のページに載っています。

「dlshogi」のエンジン設定は、インストールしたパソコンスペックによって、設定値が変わってくるので、個々で設定してください。

「dlshogi」のエンジン設定方法は、こちら
➽ 「第31回世界コンピュータ将棋選手権バージョン」

ここで絶対設定してほしいのは、先にダウンロードした「モデルファイルのパスの設定」です。

これを設定しないと起動しません!

展開(解凍)したモデルファイル[model-dr2_exhi.onnx]の置き場所のパスを設定しないといけないのですが、実行ファイルのフォルダー[dlshogi-denryu2021]の中に置いたので、「DNN_Model」の項目を[model-dr2_exhi.onnx]に変更するだけで大丈夫です。

「実行ファイル」と一緒に「モデルファイル」を置きたくない場合は、フルパスを知らべる必要があります。

フルパスの調べ方は、こちら
➽ Windows10 – ファイル・フォルダーのフルパスをコピー

「DNN_Model」の項目を[model-dr2_exhi.onnx]に変更

エンジン設定でモデルファイルのパスの変更

以上で、【dlshogi】のダウンロード方法から導入方法(OnnxRuntime版)は完了です。

これで、対局や検討、棋譜解析ができるはずです!

もし! 起動できない場合、どこかやり方を間違っている可能性があります。

一応、このやり方で、私のパソコンは起動できました。

「ShogiGUI」でも起動できています。

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【dlshogi】(OnnxRuntime版)の強さ

ディープラーニング系の将棋ソフト「dlshogi」(OnnxRuntime版)の強さは!

GPUのスペックが低いパソコンで検証してみました!

私が持っているパソコンの一つですが・・・。

CPU:Intel Core i5-6400
GPU:Intel HD Graphics 530
メモリ:8GB
ストレージ: [HDD] 1TB

GPUなんて、CPU内臓グラフィックです。

いくつかのNNUE系将棋ソフトと対戦した結果! 「水匠5」には勝てませんでしたが、「技巧2」には勝ってました。

GPU性能が低いので期待していなかったのですが、思っていたより強かったです!

ディープラーニング系の将棋ソフトも侮れないです!

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