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初心者が【こまお】に勝つ方法 其の四~敵陣を破る2つのコツ①~

こまお六枚落ち対局 棒銀で敵陣を破る

其の四~敵陣を破る2つのコツ①~

 

硬い陣形は棒銀で破り、出過ぎた駒はスキを狙え!!

いよいよこまおに勝つときがきましたね。こまおに勝つための2つのコツを解説します。

1つは棒銀で敵陣を破り勝ちきる方法。
●こまおが金銀で守備を堅めている場合は棒銀戦法で突破します。

もう1つは、こまおのスキを突いて駒得しながら敵陣に侵入して勝つ方法。
●こまおは弱く作られたコンピュータ将棋で悪い手をそこそこ指します。そのスキを狙います。

この2つのコツさ覚えればこまおに勝てる!!

解説が長くなるので2回に分けてアップします。
今回は、棒銀で敵陣を破り勝ちきる方法です。

 

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攻めは足し算・引き算! 棒銀戦法を駆使して敵陣突破!!

棒銀とは、飛車を軸にして銀を棒のようにまっすぐ進めて攻めることから、この名が付いた戦法です。

将棋はよく算数にたとえられます。
棒銀はまさに足し算、引き算です相手の守備駒の枚数と攻め駒の枚数を計算して棒銀を繰り出します。

それでは実戦の中から解説していきます。

こまお六枚落ち棒銀こまおと六枚落ちの実戦譜です。

下手は矢倉囲いが完成しいよいよ攻めようという局面です。棒銀で2三の地点を突破を狙っています。

2三の地点の駒の利きは上手が金・銀・銀・歩の4枚で守るのに対し下手は飛車・銀・歩の3枚で攻めます。守備駒が多いので、このままでは棒銀は成功しません。

この場合、自分の攻め駒を増やす(足す)か相手の守りの駒を減らす(引く)かを考えますが、攻め駒を増やすのは無理そうなので相手の守備駒の利きを外すことを考えます。

引き算ですね!

すでに受かっていない1筋から攻め込むこともできますが、飛車が成り込めないのが不満です。
1筋の攻撃を絡めて下手の守備駒の利きを減らしにいきます。

以下の攻めは、▲1五歩△同歩▲同香△1一歩▲1二歩△同歩▲同成香△3一銀と進めます。

こまお六枚落ち棒銀1途中、上手こまおの△1一歩は意味のない手で、すでに端は受かりません。▲1二歩△同歩▲同成香に△3一銀と銀が逃げて、駒の利きが外れた局面です。
この局面で2三の地点の利きは上手、金・銀・歩の3枚の守り。下手は、飛車・銀・歩の3枚の攻めで同数です。

※駒の利きが同数の場合は、先に仕掛けた方が負けます。

あと1枚相手のの守備駒を減らせるか、自分の攻め駒を増やせるか考えます。

今度は、攻め駒を増やせそうです。

足し算です!!

下手は、▲1三角成としました。

こまお六枚落ち棒銀2これで2三の駒の利きは上手、金・銀・歩の3枚の守りに対し、下手は飛車・銀・歩・馬の4枚で攻めを狙えます。

攻め駒の数が上回りました。棒銀を仕掛けます。

以下、△4二銀▲1五銀△4五銀▲2四歩△同歩▲同銀△2三歩▲同銀成で銀が成りこみます。

 

こまお六枚落ち棒銀3途中、上手の銀が逃げ出したため、下手の攻めがたやすくなり棒銀は大成功です。

以下、△2三同金なら▲同飛成で飛車が成り込めます。

本譜は、△3一金▲2二成香△4一金▲3二成香△同金▲同成銀以下、即詰みに打ち取りました。

 

本局は、こまおが珍しく2筋を堅く守っていましたが、実際は1枚程度です。

難しく感じた人は、前回の記事のフラ盤を見てみてください。簡単だ!! と思うはずです。

本局もフラ盤で棋譜を確認して全体の流れを覚えてください。

こまお(六枚落ち) vs まじぇ

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其の四① まとめ

攻めは足し算・引き算

●敵の守備駒より多い攻め駒を足して攻める。(足し算)
●攻撃の駒を増やせないのなら、敵の守備駒の利きを外すことを考える。(引き算)

棒銀は簡単に使える非常に強力な戦法です。
しかし計算を間違うと銀が孤立したり飛車が成り込めなかったりします。

駒数を計算してうまく棒銀をさばいてください。

次回は、敵陣を破るコツ②です。

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