将棋界の快挙!14歳プロ棋士の藤井聡太四段が歴代最多タイの28連勝!!
将棋のプロ棋士、藤井聡太四段がついに28連勝の達成しましたね。
6月21日に大阪・関西将棋会館行われた第67期王将戦1次予選で、藤井聡太四段が99手で澤田真吾六段に勝ち28連勝の歴代最多連勝記録に並びました。
14歳で将棋のプロデビューをはたし、初戦から公式戦では負け知らずの28連勝です。
28連勝の記録は、30年も前に神谷広志八段がたたき出した歴代1位の最多連勝記録です。
その連勝記録に藤井聡太四段がついに並ぶ偉業を達成しました。
藤井聡太四段はどの様にして28連勝したのか!
28連勝の棋譜が気になりますね!
記念すべき藤井聡太四段の28連勝した棋譜をぷち解析&解説してみたいと思います。
藤井聡太四段28連勝の棋譜をぷち解析&解説
まずはフラ盤で藤井聡太四段 vs 澤田真吾六段をご覧ください。
対局日時 2017年6月21日
棋戦 王将戦
棋戦詳細 第67期王将戦一次予選
先手 藤井聡太四段
後手 澤田真吾六段
手合割 平手
戦型 角交換腰掛銀
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振り駒の結果、先手番は藤井聡太四段にきまりました。
戦型は、後手の澤田慎吾六段が一手損角換わりを採用。
角換わりからの相腰掛け銀の構えとなにました。
藤井聡太四段は角換わりを得意としているので、この戦型は予想された戦型です。
最近、角換わりでの腰掛け銀では右銀が4八、後手なら6二が多いらしいが、本局の藤井聡太四段は▲5八銀としましたね。
なにか作戦があったのか? どのように藤井聡太四段は28連勝を達成したのか!
棋譜解析してみたいと思います。
ぷち棋譜解析&解説
コンピュータ将棋(COM)で棋譜解析をしていきます。
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評価値の画像を見ると、中盤は藤井聡太四段がうまく澤田慎吾六段の攻めをしのいで有利に駒を進めていますが、澤田慎吾六段も徐々に形勢を押しもどしています。
徐々に形勢を押しもどし互角にした澤田慎吾六段ですが、70手目の△3一玉の早逃げがいけなかったようです。
COMは△3一玉を疑問手と表示しました。COMの読み筋は△8八歩打、以下▲同玉△2九馬▲4八飛△6五馬と馬を攻防の位置に引きつけ戦う構想のようです。
この手順なら互角の終盤戦になっていたかもしれませんね。
澤田慎吾六段の△3一玉を境に、形勢は藤井聡太四段に少しずつ傾きそのまま危なげなく勝ち切りました。
※コンピュータ(COM)将棋がすべて正しいとは限らないので、あくまで一つの形勢判断として参考にしてもらえたと思います。
28戦目まとめ
藤井聡太四段は14歳で中学二年生という世間一般では子供です。
それだけでも凄いことですが、プロデビューから公式戦28戦で28勝という記録は今後破られことのない大記録でしょう。
次の29戦目に勝てば単独の連勝記録歴代1位になります。
どこまで連勝記録を伸ばすのかにも興味がありますが、ここまで来たら誰が藤井聡太四段の連勝記録を止めるかが話題になってきますね。
次戦の対局相手は増田康宏四段です。19歳の若手で強敵との噂ですね!
29戦目は6月の26日に竜王戦決勝トーナメントで対局します。
この対局は、AbemaTVの将棋チャンネルで無料で視聴できます。
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⇒ 【生放送】第30期 竜王戦決勝トーナメント 増田康宏四段 対 藤井聡太四段
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