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#10|藤井聡太四段vs 大橋貴洸四段~ぷち棋譜解説~

藤井聡太四段vs大橋貴洸四段の対局風景
出典:iza(イザ!)2017年6月26日より

 

藤井聡太四段~公式戦10戦目の対局相手は、大橋貴洸四段です。

早くも2度目の対局となりました。
前回は新人王戦で対戦してまだ2週間とたっていません。

対局は、2017年3月23日に行われた、第43期棋王戦の予選です。

今回は先後が逆で、[先手]藤井聡太四段[後手]大橋貴洸四段で始まり、127手で藤井聡太四段が勝ちとなりました。

藤井聡太四段は、公式戦10連勝です。

 

それでは藤井聡太四段、8戦目の棋譜を少しだけ解説していきます。

私が気になった局面を、将棋ソフトを使ってぷち棋譜解説です。

※将棋ソフトの解析が絶対正しいとは言い切れませんが、私の解説も正しいと言えません。
間違っている場合は指摘してください。

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第43期棋王戦|藤井聡太四段vs大橋貴洸四段の棋譜

対局日 2017年3月23日
棋戦 第43期棋王戦予選
持ち時間 各4時間
先手 藤井聡太四段
後手 大橋貴洸四段
戦型 対抗形-後手三間飛車

 

棋譜の再生は、Flash Playerで動く将棋棋譜再生盤「Kifu for Flash」を使用しています。

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戦型は、後手の大橋貴洸四段の三間飛車、対する藤井聡太四段は居飛車穴熊で対抗します。

前回の対局は、藤井聡太四段が劣勢で苦戦しながらも逆転勝ちした将棋でした。

大橋貴洸四段は、強敵と判断したのでしょう。今回は穴熊に囲い負けられない構えです。

 

大橋貴洸四段は、居飛車党なのですが珍しく飛車を振り、なにやら対策があるかのようです。
藤井聡太四段の穴熊が完成する前に仕掛けました。

かなけんシステムです!

藤井聡太四段は「かなけんシステム」をうまく受けつつ、終盤には、飛車角を手放しながらも大橋貴洸四段を追い詰め勝ち切りました。

 

気になった局面を将棋ソフトで棋譜解析、解説していきます。

※「かなけんシステムとは、アマ強豪の金澤健一さんが穴熊対策として考案したシステムです。

 

 

藤井聡太四段vs大橋貴洸四段のぷち棋譜解説

将棋ソフト 技巧2
解析時間 一手60秒

 

 

 

 

今回の棋譜解析に使う将棋ソフトは、「技巧2」です。
※今回から検討の精度を上げるため、「スレッド」を[2]にしました。

 

「かなけんシステム」の狙いは、自玉は美濃囲いが完成しているのに対し、相手の穴熊はまだ囲いができておらず、金銀がバラバラの状態のスキを突くシステムです。

よって早い段階で飛車と飛車をぶつけ交換に持ち込み、敵陣のバラバラの駒組みのスキを、持駒の飛車で攻め立てるのがこのシステムの趣旨。

大橋貴洸四段も飛車交換に成功しましたが、飛車の活躍を藤井聡太四段は許しません。

43手目▲3九金と受けた手が素晴らしい一手でした。(最後に入玉阻止の要にもなる)

大橋貴洸四段は、飛車の活用を図りたいのですが・・・。

 

私が気になった局面は、大橋貴洸四段が46手目△5八成銀と成銀を中央へ使った一手です。

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46手目△5八全

 

角取りを迫った手ですが▲3五角と出られ、以下△3六飛▲3七歩△3五飛となり、飛車角交換を余儀なくされました。

未完成といえ先手は穴熊! 飛車なしでは苦しい展開です。

45手目▲3八歩

 

他に良い手がなかったか、一手前の45手目の局面を「技巧2」に検討をしてもらいます。

 

 

 

 

※検討の精度を上げるため、「スレッド」を[2]にしました。

また、検討を時間ではなく「深さ」にしました。
深さは[27]です。

 

「技巧2」の最善手は△3三桂です。

分岐の手順を見てもらえれば分かりますが、成銀で先手の3九の金を攻め、飛車が活躍できる変化となっています。

こう指せれば「かなけんシステム」成功と言えるのではないでしょうか。

△3三桂以下、▲1一飛成△2七飛成▲1三角成△3八成銀▲同金△同龍▲2二龍△2九龍▲4三歩△3一歩▲同龍△4三金▲2二龍△5二金打▲3二歩△4五桂▲3一歩成△1九龍▲4一と△6二角▲2四歩△同歩▲同馬△2八龍▲7七銀△5七桂成▲5二龍△6七桂成▲6一龍△同銀▲6七金△2四龍まで「技巧2」の分岐手順です。

※将棋棋譜再生盤「Kifu for Flash」にも、「技巧2」の読み手順の分岐があるので参考にしてください。

 

藤井聡太四段~10戦目の感想~

私は、本譜で「かなけんシステム」を初めて知りました。

調べたら30年前には、かなけんさん(金澤健一さん)は指し手いたとの事です。

色々「かなけんシステム」を勉強したら、居飛車穴熊に対して有力なシステムであることが分かりました。(プロが指すぐらいだから有力です)

本局は、大橋貴洸四段は負けてしまいましたが、「かなけんシステム」を指してみたいと思わせる一局でした。

 

この対局で藤井聡太四段は、プロ棋士デビューから10連勝!

プロ棋士デビューから10連勝は記録で、松本佳介四段(現六段9と近藤正和四段(現六段)が2人が記録していました。

タイ記録で2人に並んだわけですが、この後とんでもない連勝記録を打ち立ててしまったんですよね。

 

藤井聡太四段の勝敗~10勝0敗/勝率10割~

藤井聡太 棋士~戦績/対局数-10局~
成績 勝敗 勝率
通算成績 10勝0敗 10割
2016年度 10勝0敗 10割
2017年 9勝0敗 10割
2016年 1勝0敗 10割

※年度は、4月1日から翌年3月31日の期間です。

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