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第87期棋聖戦 第1局(指し直し局) 羽生名人vs永瀬六段【棋譜解析#7】

第87期棋聖戦第1局指し直し局 永瀬六段
出典:2016年6月3日棋聖戦中継サイト 棋聖戦中継plusより

 

指し直し局は矢倉戦!!永瀬六段は秘策を持っていました!!

秘策を持って第1局を制した永瀬六段!!

中盤で終わっていたとコメントした羽生棋聖!!

COMから見たらどんな将棋だったのでしょうか!

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第87期棋聖戦五番勝負 第1局(指し直し局)

千日手局から30分の休憩のあとに指し直し局は指されました。

先後入れ替えて永瀬六段が先手です。
対局規定により、持ち時間は永瀬六段が1時間、羽生棋聖が1時間42分でスタートしました。

棋譜をフラ盤でご覧ください。

 

【将棋棋譜】永瀬拓矢六段 vs 羽生善治棋聖

Android(OS)端末で[このプラグインはサポートされていません。]と表示される方はこちらを参考にしてください。
⇒ Android 4.4でもFlashをネイティブ再生できるブラウザ「FlashFox」

指し直し局は、永瀬六段が先手番。
永瀬六段が先手なら矢倉だろうの予想どおりに対局が始まりました。

永瀬六段は、早囲いからの藤井矢倉と構えます。
一方、羽生棋聖は堅陣な正統矢倉で迎え撃つ作戦。

新手を出した永瀬六段どの様に戦ったのでしょうか!!

 

COM棋譜解析

コンピュータ将棋で棋譜解析をしていきます。

思考エンジンは技巧
将棋GUIソフトは【ShogiGUI】

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早速、棋譜解析したグラフを見てください。

第87期棋聖戦 指し直し局 棋譜解析グラフ

グラフには41手目あたりから永瀬六段が有利に戦って終盤戦へと移ります。
永瀬六段が終盤、優勢まできましたが決めきれずグラフはいったん下がります。羽生棋聖の疑問手などもあり再び優勢になるとそのまま勝ち切りました。

棋譜解析したい局面は3つ。

●41手目の新手▲3五歩に対応する44手目の局面。
●終盤83手目の永瀬六段が決めきれなかった83手目の局面。
●そして形勢がいったん戻ってきた羽生棋聖の94手目の局面。

それぞれをCOM(コンピュータ)で深く解析していきたいと思います。

 

44手目の解析

44手目棋譜解析グラフ

44手目△6五歩
永瀬六段の新手▲3五歩に対する対応策

羽生棋聖は感想戦で41手目▲3五歩の対応を誤ったとコメントしています。
▲3五歩に△同歩▲4一角までは必然として、次の44手目からの指し手が重要となります。

COMで検討してみます。

 

44手目検討
120分間の検討

COMの検討時間を120分(2時間)に設定して解析してみました。
探索深さ:38/51ノード数:5,559,589,584なんかとんでもない数字になりました(^^;

※意味はよく分かりません。

結果、COMの最善手は△6五歩!! 羽生棋聖と同じです。

技巧の読み筋

△6五歩以下、▲3五銀△7三銀▲3四歩△同銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三銀▲2八飛△2四歩▲6五歩△3四歩▲2四銀△同銀▲同飛△2三歩▲2八飛△3九角▲3八飛△8四角成▲6三角成△5二銀▲6四歩△6三銀▲同歩成△7五歩▲同歩△同馬▲7六歩△4九角▲7五歩△3八角成▲7一角△4二飛▲5二銀△2九馬▲4一銀△3三金▲5三と△1九馬▲4二と△同金まで43手先まで読んでいます。
評価値は(154)

※フラ盤にも分岐があるのでご覧ください。

本譜は△6五歩▲3五銀と進み羽生棋聖は46手目△8六歩と指しています。
△8六歩の解析で技巧の評価値は(150⇒341)と ?マークがついています。

46手目で更なる検討が必要かもしれません。

 

83手目の解析

83手目棋譜解析グラフ

83手目▲2五歩
決めきれない永瀬六段!?

技巧は永瀬六段の83手目▲2五歩打に悪手の表示。評価値(1478⇒793)優勢が有利に後退します。この手は人間的に見ていい手です。△2四同歩▲3一角に次の▲2四歩からの寄せがあります。(▲2四歩△同銀▲3一銀△2三玉▲3二角成△同玉▲4二金以下の寄せ)なぜ技巧は悪手の判定をしたのでしょうか?

 

83手目検討
▲2五歩打は不要! ▲4一角打で十分!!

技巧の最善手は▲4一角打!! 評価値(1504)▲2五歩打は必要ないと判断です。

以下の読み筋は、▲4一角打△6四歩▲7六馬△5七成銀△同金▲3五飛▲3六歩△同飛▲3七銀△3五飛▲4六金を読んでいます。

 

 

終わってみれば確かに意味がないか!?

結局、永瀬六段は▲2四歩とは垂らさず▲2三歩と叩いたのだが、▲2三歩が再び評価値を下げることになる。
評価値(1009⇒717)

終わってみれば▲2五歩が無駄な手にも見える。

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94手目解析

94手目棋譜解析グラフ

94手目△7五金
羽生棋聖に粘る手はなかったのか?

△7五金の局面から3手後に、銀を打たれ飛車を殺されてしまい検討陣に見放されます。

その前に粘るなら94手目の局面です。
永瀬六段は歩切れ!

△7五金に変わる手をCOMで検討してみます。

94手目検討
馬を捕縛して乱戦模様

△8五銀から永瀬六段の馬を追い、乱戦になる筋がある。
評価値(593)

技巧の読み筋は、△8五銀打以下、▲9五馬△9四銀▲同馬△同歩▲7六銀△8六歩▲同歩△3九角▲5八飛△8五歩。

 

乱戦なら面白かったかも?

永瀬六段は残り時間5分のうえに歩切れである。
馬を追われれば焦ってミスしたかもしれない。

難しい局面になったら羽生棋聖に勝機があったかもしれませんね。

 

棋譜解析まとめ

プロの研究もコンピュータの時代!!
若手のプロ棋士は当然使っているでしょう。

今回、永瀬六段が指した41手目の▲3五歩も、技巧は候補手の1つとしてあげています。(最善手ではない)

羽生棋聖がコンピュータを使って研究しているかは分かりません。
でも叡王戦に勝って電王戦に出ることになればコンピュータ将棋を研究するために使うはずです。

どうせ使う(叡王になる)なら、今でしょ!!

最後に、コンピュータがすべて正しいとは限らないので、あくまで一つの形勢判断として参考にしてもらえたと思います。

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