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第57期王位戦 第7局 羽生王位vs木村八段【棋譜解析#20】

第57期王位戦第7局 羽生善治王位

出典:2016年9月27日王位戦中継サイト 王位戦中継ブログより

 

焦らされた木村八段!千載一遇のチャンスを逃す!!タイトルは勇者のもとへ!!!

横歩取りから工夫の▲8八銀を見せた羽生王位が、終始リードを保ったまま王位を防衛。
通算18期、6連覇の王位戦でした。

羽生王位、おめでとうございます。

一方、木村八段は残念でしたが、七番勝負を最終局までもっていく大健闘でしたね。
いい勝負をありがとうございました。

最終局の勝負所を、棋譜解析で振り返ってみたいと思います。

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第57期王位戦七番勝負 第7局

第57期王位戦第7局は、9月26・27日に第6局と同じ元湯 陣屋でおこなわれました。

両者が3勝3敗のタイで迎えた最終決戦は、羽生王位が勝ち見事防衛に成功。
9月27日が羽生王位の誕生日ということもあって、嬉しいバースデイ勝利となりましたね(*^-^*)

早速、フラ盤で見てみましょう。

 

【将棋棋譜】羽生善治王位 vs 木村一基八段

Android(OS)端末で[このプラグインはサポートされていません。]と表示される方はこちらを参考にしてください。
⇒ Android 4.4でもFlashをネイティブ再生できるブラウザ「FlashFox」

第7局の最終局は、再び振り駒で先後を決めます。
振り駒の結果、羽生王位が先手番となりました。

戦型は横歩取りとなり王位戦3度目の対戦。全て羽生王位が先手番のときです。
勝敗は1勝1敗の五分だったので、横歩取り決戦にも決着も付けました。

羽生王位の横歩取りの工夫、そして新構想はどの様な戦いだったのでしょうか!

 

COM棋譜解析

第57期王位戦第7局 棋譜解析結果
コンピュータ将棋(COM)で棋譜解析をしていきます。

思考エンジン 技巧
将棋GUIソフト ShogiGUI

技巧のダウンロード方法はこちら
⇒ 無料将棋ゲームソフト【技巧】のダウンロード方法

【ShogiGUI】のダウンロード方法はこちら
⇒ 将棋GUIソフト【ShogiGUI】のダウンロード方法

評価値グラフ

早速、棋譜解析したグラフを見てください。
緑丸31手目が、羽生王位が指した横歩取りの工夫▲8八銀の局面。(技巧も同じ候補手です)
そこからの新構想で、羽生王位が少しずつ有利を築いていきます。

橙丸45手目は、羽生王位が▲5六飛と引いた局面。この手に対して木村八段は、焦らされる展開になったとコメントしています。
この手を見て焦ったのか、次の46手目△6四角に評価値が動きました。

63手目▲4四歩は、羽生王位が決め手を見つけきれなかった局面です。
続いて68手目、木村八段が金の逃げ方を間違った大悪手! この局面、実は木村八段に最大の勝負所が訪れていたのですが・・・。

今回、解析するのは、赤丸の46・63・68手目の三手を深く検討していきたいと思います。

 

46手目の棋譜解析

46手目△6四角

46手目6四角
焦らされた木村八段

▲5六飛と引かれ、次に▲7六飛を見せられて焦らされた木村八段は△6四角と打ちます。
1九の香取り先手と△7五飛を狙ったうまい手だが・・・。評価値が動きます。
評価値(325⇒599)が動いたということは、技巧に、もっとうまい手があるようだ。

深く検討、解析してみます。

 

46手目検討
△4五桂が最善手

7六の歩が無条件で取られて嫌そうだが、技巧は気にしない。
△4五桂以下、▲7六飛△5四角打▲5六飛△7五飛▲7九歩打△7六飛▲同飛△同角▲7七銀△5四角の読み筋で形勢をを維持できると読んでいる。
評価値(385)

 

 

桂馬をさばけるのが大きいか!

本譜は、のちに3三の桂が2五に跳ねるのだが、さばける事なく終わります。
そう考えたら▲7六飛と歩を取られるよりも、先に△4五桂と跳ねるのは納得がいきますね。

 

63手目の棋譜解析

63手目評価値グラフ

63手目▲4四歩
決めきれない羽生王位

▲4四歩に技巧は悪手を表示。評価値(931⇒395)
羽生王位、決め手になる手を発見できません。

技巧の決め手は?
検討してみます。

 

63手目検討
▲2一飛がまさる

技巧の最善手は▲2一飛、評価値(997)
▲2一飛打以下、△4七歩打▲4一角打△4二玉▲2二飛成△4一玉▲4七金△同馬▲同銀△2八飛打▲4八歩打を予想。

先手優勢を維持します。

 

感想戦の手と同じ

技巧の予想手順とは違うが、局後の感想戦でも▲2一飛に△1三馬は、▲4一角△4二玉▲1四角成が厳しいと結論づけています。

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68手目の棋譜解析

68手目評価値グラフ

68手目△5五金
勝負所!!

68手目が木村八段にとっては最大の勝負所となりました。
67手目の羽生王位の▲5六桂もやや疑問手で、評価値は(188)の互角にまで戻ります。
千載一遇のチャンスとも言える局面でしたが・・・。

しかし! 68手目木村八段が△5五金と5五に金を逃げた手が大悪手!!
評価値は(188⇒1077)に逆戻り!

正しい逃げ方を検討します。

68手目検討
互角の勝負

△3四金と逃げるのが逃げるのが正解のようです。
技巧の読み筋だと△3四金以下、▲4一角打△4三玉▲4四歩打△3三玉▲2五歩△3二歩打▲4三歩成△同玉▲3五桂打△3三玉となって互角の形勢判断になります。評価値(92)

 

 

とどかないタイトル

△5五金の瞬間、木村八段の手からタイトルが遠のきました。
普通に考えても△3四金と逃げるのが第一感なのだが、木村八段に誤算があったようです。(▲4四歩には△3一香とする予定だった)

局後の感想戦でも、技巧とまったく同じ手順で難しい将棋になるとしています。

 

棋譜解析まとめ

七番勝負の第7局までもつれた見ごたえのある王位戦でしたね(*^。^*)
どちらの棋士も好きな私にとっては、どちらを応援しようか迷いましたが、羽生王位よりの棋譜解析だったかもしれません。
木村八段には、次を期待しつつ応援しています。

羽生王位は、王位を6連覇し王位獲得も通算18期になりました。
タイトル総獲得数も96期としましたが、王座戦も防衛しましたね(#^^#) タイトル総獲得数は97期となりました。

羽生三冠 おめでとうございます。

王座戦も棋譜解析したいと思います。
記事を書くのが遅くてごめんなさい(*´Д`)

最後に、コンピュータ将棋がすべて正しいとは限らないので、あくまで一つの形勢判断として参考にしてもらえたと思います。

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